健美家さんで、豊島区役所の周辺(南池袋、東池袋地区)の大規模再開発事業についての記事が7月に公開されていました。
個人的に特に気になったのはこの部分。
- 更なる大規模再開発で、50階建て越えのタワーとモールが建設の予定。
- 開発予定のB街区、C街区には50階以上のタワーが3棟建設予定。
- (南池袋二丁目B地区市街地再開発に入るのは)住宅・オフィス・商業施設・保育施設等
2025年には豊島区役所庁舎でもある「としまエコミューゼタウン」の周囲にタワマンが3棟林立することになります(B地区も竣工したならば全4棟)。東京メトロ有楽町線東池袋駅から都電雑司が谷停留所にかけての風景が一変しますね。
こちらは人気マンションブロガー「マンションマニア」さんの記事です。南池袋二丁目B地区・C地区市街地再開発のことだけでなく、池袋・東池袋エリアの開発情報が詳しく載ってます。
南池袋二丁目C地区市街地再開発:2025年竣工・約1500戸
今年(2020年)の3月に住友不動産、野村不動産、都市再生機構が参加する「南池袋二丁目C地区第一種市街地再開発事業組合」が設立。2025年3月の竣工に向けて、いよいよ本格的に動き出したようです。
野村不動産のこちらのリリースによればC地区北棟・南棟の総戸数は約1,500戸。計画の詳細については、2017年に開かれた住民説明会についてのみんたんさんの記事が詳しいです。
南池袋二丁目B地区市街地再開発:2025年竣工?・約864戸
一方で状況のよくわからないのがB地区再開発。
2018年4月には再開発説明会が開催されるという旨を報じたツイートがありましたが・・・
現在はC地区の報道の影で鳴りを潜めているという感じ(?)。2018年の下記の記事の時点では2022年着工、2025年竣工となっていました。
しかし2020年10月現在、B地区の準備組合のウェブサイトとして貼られているリンクはNOT FOUNDに。
計画自体がなくなった、というわけではないのでしょうが、何かしらの事情で止まっているようにも見えます。
前述のマンションマニアさんの記事によれば約864戸の規模になるとのこと。果たして竣工はいつになるのでしょうか・・・?
くらしへの影響
予定通りならばB地区A棟の戸数は864戸。C地区の2棟と足すとなんと合計約2400戸になる予定。これだけの規模の物件ともなれば、周辺含めたくらしへの影響は大きそうです。
スーパー
前述のみんたんさんの記事によれば、北棟の低層部には『路面型の商業施設でスーパーマーケットなど比較的大型店舗を誘致』!雑司が谷、特に一丁目高台エリアからの買い物が俄然便利になりそうです。どこのスーパーが入るかな・・・。
教育(保育、学校)
概要を見るとB地区の用途は「共同住宅、オフィス、商業、駐車場」(健美家さんの記事では「住宅・オフィス・商業施設・保育施設等」)、C地区は「住宅、事務所、店舗、公共公益施設、子育て支援施設、駐車場 等」となっています。これを見るとB地区・C地区に保育園が新設されることは間違いなさそうですね。
一方で気になるのは学校。これだけの規模の世帯増となれば、現在の南池袋小学校・千歳橋中学校だけで対応できるんでしょうか。小学校や中学校の新設は検討されてないのかな・・・と思って豊島区役所に尋ねてみたところ、
当該地区における児童・生徒数の増加に対しては、既存の南池袋小学校・千登世橋中学校のクラス増で対応しており、現時点では、今後も同様に対応していく予定となっております。
豊島区教育委員会教育部 学校施設課
・・・とのこと。少なくとも現時点では学校の新設予定は無いようです。
交通(駅)
C地区は北棟が東京メトロの東池袋駅と直結。北棟と南棟との間にももちろん屋根付きの通路ができるでしょうから、雨の日でも濡れずに通勤・通学できそうです。
さらにこれによって「相当の利用客が見込めるようになった」ならば、いよいよ副都心線東池袋駅の設置も現実味を帯びてくるのでは。実現すれば新宿・渋谷・横浜方面への移動もできるようになるので、相当便利になりそうです。